知っておきたいIT用語【厳選5選】子育て世代向けに徹底解説！

この記事ではITに関する用語の解説をしています。

GIGAスクール構想とは？

最近、「GIGAスクール構想」話題になっています。テレビやインターネットなどで目にした方も多いと思います。

「GIGA」は「Global and Innovation Gateway forAll（全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉）」を意味します。

2019年12月に、子ども1人に1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを全国の小学校に整備するための経費を組み込む補正予算案が閣議決定されています。

ここでは「GIGAスクール構想」について3つの項目に分けてまとめてみました。

社内LANの整備

1つ目は校内LANの整備です。

これからは動画教材を使った授業や遠隔授業なども増え、安定した高速なネットワークが求められます。

全校生徒が同時にネットを使っても問題のない環境整備が必要になります。

児童1人1台の端末導入

2つ目は児童用PCの導入です。

児童1人１台に対しパソコンやタブレットを支給します。

インターネットを活用して児童生徒と先生、家庭をつなぐ学習環境の構築を目指します。

遠隔授業による学びや、保護者との情報共有の効率化、校外教育の導入のほか先生の在宅勤務などへの活用が期待されています。

学習と校務のクラウド化

3つ目が学習ツールと校務のクラウド化です。
「GIGAスクール構想」ではクラウドの活用を推奨しています。

クラウドの活用によって、教員の業務への負担が減少するからです。

例としては名簿や出欠管理、成績の処理や授業の準備などが楽になります。

教育現場の負担を減らすことも、GIGAスクール構想が必要とされている理由です。

ICTとは？

ICTとは Information and Communication Technology の略で「情報通信技術」の意味になります。

私たちは、スマートフォンでの同僚とのコミュニケーションや外出先での書類作成と送付などで意識せずにICTを使っています。

ICTは、デジタル化された情報の通信技術であり、インターネットなどを経由して人と人とをつなぐ役割を果たしています。

教育の現場でも2020年度から必修化されたプログラミング教育を含め、デジタル教科書や教材、動画を駆使した授業が想定されます。

プログラミング教育では、算数や理科の単元の中でプログラミングを行う他、PCの操作を学び、理解していくことが望まれています。

STEMの意味とは？

STEMとは、コンピューターやプログラミング言語等のIT技術を駆使して、次世代に向けた技術革新を起こす上で重要な、科学（サイエンス：Science）、技術（テクノロジー：Technology）、工学（エンジニアリング：Engineering）、数学（マセマティックス：Mathematics）という4つの英単語の頭文字を1文字ずつ連ねた用語、呼び方。

ビジュアルプログラミングとは？

プログラムをテキスト（コード）で記述するのではなく、アイコンや絵など視覚的なオブジェクトやブロックの組み合わせで記述すること。「グラフィカルプログラミング」とも呼ばれます。

その中で最も普及しているのが「Scratch（スクラッチ）」です。

これはマサチューセッツ工科大学メディアラボが小中学生向けに開発したもので、2015年には世界のユーザー数が500万人を超えるほどの人気があります。

文部科学省が開発したビジュアルプログラミング言語には「プログラミン」や、「Viscuit（ビスケット）」「MOONBlock（ムーンブロック）」「Google Blockly （グーグル ブロックリー）」などもあります。

ITリテラシーとは？

一般的な用法では、情報技術（IT ／Information Technology）を利用し、使いこなすスキルのことをITリテラシーと呼びます。デジタルリテラシー（Digital Literacy）も近い意味で使われています。

もともとITリテラシーは標準規格などで定められていたわけではなく、使用される場面や文脈によって言葉の意味する範囲も異なり、統一された定義もありませんでした。

近年、官民におけるデジタル化機運の高まりやデジタルトランスフォーメーション推進の潮流のなかで、ITリテラシーの必要性や教育への関心が高まり、ITリテラシーとは何かという議論が改めてなされています。